ドラッカーは組織の発展や社会の繁栄のために、構成員が成果を上げる能力を高めなければならない、と説いています。
能力は先天的なものではなく、習得により高められるといいます。ではどのような能力を習得するかといえば、「なすべきことをなす能力」と定義し次の5つを言っています。
 第一に時間を管理すること。第二に世の中への貢献に焦点をあわせること。第三に自らの強みに基準を据えること。第四に力を集中すること。第五に成果をもたらすよう意思決定することです。
 ここでいう「強み」は自らのみではなく、上司・同僚・部下についても強みを中心に据えることを要求しています。周りの人の強みを知り、生かすためにはかなり関心を持ち、人と接していないと気付かないことが多いようです。関係性の中でのみ人は存在している、という教えを改めて痛感します。
 企業のSWOT分析でも「弱点補強」か「長所伸長」か戦略決定を迷うこともありますが、時代環境の変化が速い現在では、長所・強みを生かすことのほうが社会の要請に応えることができそうな気がします。

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